公開日:2023年11月04日
今年も11月に入りあと2か月ですね。
今年の汚れは今年のうちに落としたいと思い大掃除を始める方も多いんじゃないですか。
年末の掃除でする箇所で多いのが
レンジフード(キッチンの換気扇)、お風呂、窓。
その中のお風呂の気になる汚れ
カビや水垢などありますが、鏡のウロコが気になる方が多いと思います。
新しめの浴室に付いている鏡は加工してあるケースが多く
研磨剤が入ったのを使って洗ってしまうと加工が剥がれてしまう場合があるので
気を付けてください。
各メーカーの汚れ防止鏡の一部をご紹介。
- TOTO「お掃除ラクラク鏡」
→炭素の膜で鏡の表面を覆い水垢のこびり付きを抑えてくれる鏡です。
- LIXIL「キレイ鏡」
→水道水に含まれるシリカがウロコのように白くこびりつき、鏡が見にくくなってしまうシリカ汚れ。キレイ鏡は特殊コーティングで水や汚れをはじき、シリカ汚れの固着を防ぎます。
- Panasonic くもり防止「クリアミラー」
→特殊コーティングにより使用前にお湯または水をかけることにより水膜を作り、くもりを防ぎます。
- トクラス「うつくしミラー」
→親水性のある特殊コーティングが施されています。 このコーティングにより、水垢や皮脂汚れが付着するのを防ぎ、付着した汚れも簡単に落とすことができます。 またシャワーをかけると、湯気によるガラスのくもりをすっきりと取除くことができます。
いろいろな特殊加工済み鏡がありますが、基本的には大きく2つになります。
【撥水性の加工】と【親水性の加工】です。
この2つの撥水性と親水性の違いとは
撥水性とは
撥水性とは、読んで字のごとく水をはじく性質のことで、物の表面についた水を弾く作用のことです。素材表面に撥水加工を施すことで、水が玉の形となって表面を滑落したり、素材内部に浸透することができなくなります。
親水性とは
親水性とは、水に対して親和性が高い物質のことで、水に溶けやすかったり混ざりやすい性質があり、表面の状態が濡れやすい場合に親水性があるといいます。親和性のある物質の場合だと、その物質に水がかかると水が広がるように膜をつくっていきます。
実際にどんな感じかと言いますと、「撥水は、水玉がコロコロとしている」タイプ。
一方、「親水は、水滴が表面に広がり馴染む」タイプ。
それぞれの加工してある鏡を見比べてみて感じるのは、撥水加工の場合は、水をかけた瞬間から水が水玉となって弾けたりきれいな水玉として鏡の表面にとどまっている感じです。親水加工の場合は、水をかけた瞬間から鏡の表面全体に広がりきれいに流れ落ちていく感じです。