公開日:2022年02月07日
お風呂の蓋の黒ずみ(黒カビ)は、蓋に付いたシャンプーや石鹸カス、皮脂汚れなど汚れが原因です。
黒カビは「クラドスポリウム」といい、空気中に自然に浮遊しています。普段は目に見えないものですが、このカビの胞子がお風呂の蓋などの表面に付着し、適切な温度で養分や水分などがあると、どんどん発育。やがて目に見える「黒カビ」になっていきます。
お風呂の蓋は意外に汚れているんですよ。表面には、換気扇から舞うホコリ、手で持つ際に付着した皮脂、飛び散った石鹸カスやシャンプーなどが付着しがち。裏面は、お湯から出る水蒸気が結露して、ビショビショに湿ってしまいます。
お風呂の蓋にはプレートタイプ、くるくると巻くタイプなどさまざまな種類がありますが、いずれも面積が大きいため、全体にまんべんなく風をあて乾かすのが難しい形状です。また、立てかけた際に床に接する面は、どうしても湿ったままになりがちですよね。
蓋の継ぎ目や側面などに使われているシリコンゴムも、水はけの良い素材ではないので水分が残りがちに。また柔らかいため、カビが根深くはびこりやすい場所です。シリコンゴムの深部にカビがはびこってしまうと、こするだけでは落ちないガンコなカビになり、黒い変色が取れなくなってしまいます。
加えてお風呂場は、カビの成長に適した温度は25~28℃に保たれていることが多い空間です。水分、養分、適切な温度とカビの繁殖した環境がお風呂場には揃っているんですね。
蓋の黒ずみを付けないためには、まめに汚れを落とすしかありません。
一旦、黒ずみが付いてしまったらなかなか落とせません。
一番効果的なのが、塩素系漂白です。市販で売られている洗剤だとキッチンハイターなど
漂白剤ですね。
浴槽に蓋を入れて、漂白剤でのつけ置きするのが一番です。
つけ置きすれば黒ずみが薄くなります。ただ完全に落とせないケースが多いです。
どーしても蓋がカビでしまうので蓋を使わないケースも増えてきているみたいですね。
単身の方ならいいのですが、家族がいる場合はお湯が冷めてしまい蓋が必要ですよね。
予防策としては、蓋の汚れをこまめに落とす。
蓋を濡れた状態にしない。
定期的に漂白して黒ずみを落とす。
毎日のメンテが重要です。