公開日:2022年10月10日
急に朝晩が肌寒くなりましたね。10月に入っても残暑が続いていたのに冬!?
秋らしい季節になりましたね。
暑い夏の間に活躍したエアコン内部は今、どうなっているか気になりませんか!?
暖房の季節になる前のこの秋にエアコンのお手入れをおすすめいたします。
今年の夏にフル稼働したエアコン!冬に暖房を使う日までお掃除しないのはNGです!
エアコンを掃除しないまま放置するとカビの増殖につながってしまいます。
カビは気温20~30℃、湿度70%以上で最も繁殖しやすく多くのカビの胞子を作るため、湿気が多く気温が下がる秋も、梅雨どきと似てカビの繁殖しやすいんですよ。
夏のエアコン稼働時間が長ければ長いほど、冷房使用中に結露した水分がエアコン内部にたまり、カビの成長に適した湿度が保たれてしまっています。
また、エアコンの内部には、フィルターでブロックできないカビ菌のほか、ホコリやリビング設置の場合は油分がどうしても侵入してしまいます。
湿気によってホコリが付着しやすくなることで、カビのエサが豊富な状態になっています。
エアコン内で増えてしまったホコリカビが、冬の暖房稼働時に吹き出してしまうため、この時期のエアコンの掃除が必要になるんです。
よく聞かれる市販の洗浄スプレーを使う掃除はいいの??
答えは「NO」です!
市販の洗浄スプレーで掃除したことのあるエアコンの内部を見ると
通常のエアコンより汚れているケースが多いです。
エアコン内部は埃がカビて、大きな塊になっています。
「洗剤残り」が原因です。
エアコン内部で洗剤が残ってしまうと埃が付きやすくなり
大きな塊になり、埃にカビが繁殖してしまうからです。
汚れているエアコンに市販の洗剤スプレーを吹きかけても
内部の汚れをキレイに落とすまでの効果はないのが現状です。
汚れを落とすどころか、埃カビの上に洗剤が付着してしまい
余計に埃が付きやすくなり埃と洗剤を栄養としてカビ菌が活発に繁殖してしまうからです。
ご自分でできるエアコンのお手入れ方法は!?
(1)エアコンフィルターの定期的な手入れ
(2)内部クリーン機能や送風運転の活用
(3)見える範囲の拭き掃除 の3つ。
カビのエサとなる埃は掃除機で吸い、それでも汚れが落ちない時は薄めた中性洗剤(食器用洗剤)でスポンジを使って洗い、陰干しをしてしっかりと乾燥させて下さい。
ブラシ等使用して洗うと劣化していたりすると破れたりするので注意してください。
また、エアコン内部の手入れには、洗浄や加熱乾燥・イオンなどを内部に充満させるなどして埃の付着やカビの発生を抑制する「内部クリーン機能」を使うのがおすすめです。
もし内部クリーン機能が搭載されていない場合は、冷房運転の後に「送風運転」を行うことで内部を乾燥させる方法が良いですね。
どちらも機能も付いていないエアコンもあります。
さらに、通風路やフラップなどの「通常使用時に見える部分を拭く」ことも有効です。
ホームセンターなどにエアコン内部を拭く用具が売っているので使用すると便利です。
内部を拭くときに注意事項として2つあります。
①奥の奥まで無理にキレイにしようと用具をいれないこと
無理に入れてしまって拭き取りシートが内部に入ってしまい取れなくなった事例が
当店だけでも今年4件の問い合わせがあり、対応しました。
②エアコン内部が濡れているときよりも、乾いているときに掃除した方が汚れをキレイに落とせます。