公開日:2023年11月19日
11月中旬になって急に寒くなりましたね。
今まで暖かかったから寒さが倍に感じます。
お風呂の気になる汚れの中でドアのアクリル板があります。
もともとすりガラス状になっていてザラザラの白っぽいアクリル板なのですが
気付いたらアクリル板の上に白く斑になった汚れありませんか?
この白い汚れは、2種類あります。
水垢と石鹸カスとです。
水垢と石鹸カスですが、ガラス製の鏡や金属製の蛇口などに、白っぽく残った汚れが水垢です。プラスチック製の浴槽や洗面器の内側についたザラザラした白っぽい汚れが、石鹸カスです。
水垢の原因は、水中のミネラル分(ケイ素、カルシウムなど)です。ミネラルウォーターと同じように、水道水にもいろいろなミネラル分が含まれているのです。水は蒸発してなくなりますが、ミネラル分や不純物はその場に残り、白っぽくこびりついて、固着したら簡単には落とせなくなってしまいます。
では、水垢はなぜ鏡や金属などにつきやすいのでしょうか? それは、汚れや物質には、自分と似ていてなじみやすいものにくっつく性質があるからです。たとえば、水中のケイ素は、同じケイ素からできているガラス製の鏡やタイルの表面に付きやすいんです。
水垢の原因が水なら、石鹸カスの原因は、ボディーソープやシャンプー等が付いているだけじゃなく
石鹸カスの発生にも、水道水のミネラル分(カルシウムやマグネシウムなど)が関係しています。ミネラル分と、皮脂などの油汚れや石鹸に含まれる脂肪酸が結合したものが石鹸カスになります。
石鹸カスは、油分を多く含む汚れなので水に溶けず、水より比重が軽いため、水面にぷかぷかと浮きます。水にはなじみませんが、プラスチックとはなじみやすい性質です。だから、浴槽や洗面器には、ザラザラした石鹸カスが残りやすいのです。
浴室のドアには、水垢も石鹸カスも両方の汚れが付いています。
先ほどご説明したように石鹸カスは水をはじいてしまうので先に石鹸カスの汚れを落とします。
洗剤はアルカリ性になります。
石鹸カスを落とした後に水垢を落とすために酸性洗剤で洗浄します。
固着した汚れになりますので洗剤をつけ置きして汚れに洗剤を染み込ませないと
汚れは落ちにくいです。
また、摩擦も必要になります。スポンジではなかなか落とせないと思います。
ネットでたまに見かける100円ショップのこげスポンジで落とすのを見たことがありますが
力を間違えると傷を付けてしまう可能性があります。
100円ショップの道具で言うと網戸の汚れを落とすスポンジがおススメです。
ザラザラして凹凸のあるアクリル板には、網戸用の凹凸スポンジがちょうどよいです。
お湯で市販の石鹸カス用の洗剤で2回から3回繰り返せば落とせます。
次に水垢です。こちらも網戸用のスポンジを使って市販の水垢落とし用の洗剤をつけ置き後に
スポンジで擦る工程を2、3回繰り返せばキレイになります。
ドアだけでもちょっとした時間と体力が必要になります。
私が使用している凹凸スポンジとさほど変わりません。
ただ、プロ仕様は裏面に硬さの違う凹凸スポンジなっています。