公開日:2022年07月07日
除湿機を使うのとエアコンの除湿機能もしくは浴室乾燥どれがお得!?
私の家では洗濯物を雨の日以外も基本「除湿機」を使って浴室や洗面所に干しています。皆さんも雨の日に部屋干しをしている人も多いのではないかと思います。でも除湿機能ってエアコンにもついていますよね!
ひょっとしてエアコンを使ったほうがお得なの??
除湿機には大きく分けて、「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」の3タイプがあります。
コンプレッサー式
コンプレッサー式は、熱交換器で空気を集めて結露させ、水分を室外に放出し、乾燥した空気のみ室内に戻します。エアコンの除湿機能と仕組みはほとんど同じです。ヒーターを使用しないため、電気代はかかりにくいです。ただし気温が低いと除湿力は低下するため、夏など暖かい季節向きです。
デシカント式
デシカント式は、内部に設置された乾燥剤とヒーターの力で水分を取り除き、乾燥した空気のみを室内に戻します。
コンプレッサー式に比べ、コンパクトで、稼働音が小さく、気温の低い冬でも除湿効果が高いことなどがメリットです。ただし、ヒーターを使っているため電気代は高くなりやすく、ヒーターの熱で部屋の温度も上がりやすいという欠点もあります。
ハイブリッド式
ハイブリッド式は、前述したコンプレッサー式とデシカント式の両方の機能を兼ね揃えたタイプであり、1年を通して活躍してくれます。
エアコンの除湿機能と浴室乾燥の電気代
エアコンには「冷房」のほかに、「再熱除湿」と「弱冷房除湿」の2つの除湿機能があります。ちなみに除湿機能とは、「ドライ」と呼ばれることもあります。
冷房:温度を下げることを最優先する機能(除湿効果もややあり)
弱冷房除湿:除湿することを最優先する機能(温度を下げる効果もあるが冷房より弱い)
再熱除湿:除湿のみを行う機能、温度は下げない
各機能での電気代の差は?
一般的に電気代は再熱除湿が最も高くなるそうです。その理由は、再熱除湿は除湿する時に冷やした空気を、もう一度暖め直して部屋に戻すので、その分のエネルギーが余計に必要になるためです。
再熱除湿は、湿度だけを下げたい時向けの機能です。梅雨時期のように、気温はまだ肌寒く、ジメジメした湿気だけを取り除きたい時に活躍するそうです。
電気代が安いのは?
ここまでの計算結果をみて分かる通り、電気代が最も安いのは、コンプレッサー式の除湿機!
対してエアコンやデシカント式の除湿機に浴室乾燥は、電気代が高くなります。
ただしエアコンに関しては、その日の外気温や設定温度によって消費電力が変わりやすいため、はっきりと比較できない部分もあります。
部屋干しだけを考えると除湿機を使って乾かすのがおすすめです。
ただ、この時期の除湿機での部屋干しだと部屋が暑くなり家にいながらはキビシイかも。
エアコンの弱冷房除湿で部屋干しの方が快適かもです。