日立 白くまくん RAS-XF2NEOを徹底洗浄|6枚ルーバー&グレーファンの落とし穴【福岡県糸島市】

公開日:2025年10月02日

こんにちは。
福岡県のハウスクリーニング専門店「いい部屋おそうじPRO」の岩田です。

10月に入り、暑さも落ち着いてきましたね。冷房の出番が終わり、暖房を使う前に「エアコンクリーニングをしておこうかな」とお考えの方も増えてきています。

今回は、福岡県糸島市で施工させていただいた、日立 白くまくん RAS-XF2NEO(お掃除機能付きエアコン)の分解クリーニング事例をご紹介します。

この機種、業界でも“分解難易度が高い”とされるモデルです。
一般的なクリーニング記事では触れられない、**プロ目線の“気を使うポイント”や“裏側の汚れ”**も、しっかりお伝えします。


日立白くまくんX

ご依頼のきっかけ|「ニオイが気になる」と感じたら要注意

ご依頼くださったのは、糸島市にお住まいの4人家族のお客様。

3年前に一度エアコンクリーニングをされていたそうですが、今年の夏の終わりに、

「冷房を切って送風にすると、なんとなくカビ臭い」
と感じられたとのこと。

内部を確認してみたところ、予想以上にカビとホコリが蓄積していました。
特にお掃除機能付きのエアコンは、「自動で掃除してくれるから」と安心されがちですが、内部のカビやファンの汚れまでは落としてくれません。

グレーファンが本来の色に戻りました。風がスーッと気持ちよく流れます!


今回の施工機種|RAS-XF2NEOの“やっかいな特徴”

対象機種は、日立の白くまくんシリーズ「RAS-XF2NEO」(2012年製)。

このモデルには、プロの中でも一目置かれるポイントがあります:

✅1. 6枚構造のルーバー

通常の家庭用エアコンは、吹き出し口の羽根(ルーバー)が2〜4枚ですが、
XF2NEOは6枚の独立した可動ルーバーを搭載。

これが非常に分解に手間がかかる上、羽根の破損リスクも高い
1枚ずつ丁寧に外し、戻す時も順番と向きに注意が必要です。

高圧洗浄でカビや汚れを徹底除去。奥までピカピカになり、空気の通りもスムーズに。見た目の清潔感も大きく変わりました。

✅2. グレー色の送風ファン

ファンの色がグレーだと、汚れがお客様にも見えやすく、洗い残しがあればすぐ分かってしまいます。
逆にいえば、洗浄後の“美しさ”もはっきり分かるので、**「手抜きが許されないモデル」**でもあります。

ファンの羽根一枚一枚に、黒カビとホコリが付着して回転効率が低下している状態。吹き出す風にもカビ臭が混じっていました。

グレーのファン本来の色がよみがえりました。ファンの回転音も静かになり、風の質と量がしっかり復活しています。

✅3. お掃除ユニット裏の見えない汚れ

今回の現場でも、お掃除ユニットの裏側にホコリとカビがしっかり蓄積していました。
自動掃除でフィルターはある程度キレイでも、ユニットの奥や基板周辺は掃除が届かない死角ゾーンです。

一見キレイに見えるお掃除ユニットの裏側にも、ホコリとカビがぎっしり。見えにくい部分だからこそ、蓄積しやすい場所です。

ユニットを完全分解して洗浄。裏側までスッキリ清掃し、目に見えない部分の清潔さまでしっかりと確保しています。


実際の作業内容|分解→養生→高圧洗浄まで3時間の丁寧施工

今回の作業時間は約3時間。以下の工程で施工を行いました。

ファンの羽根一枚一枚に、黒カビとホコリが付着して回転効率が低下している状態。吹き出す風にもカビ臭が混じっていました。

フィンの間に細かいホコリが詰まり、冷暖房効率が落ちている状態。熱交換の妨げとなり、電気代の無駄にもつながります。

専用洗剤と高圧洗浄でフィンの間までしっかり洗浄。風の抜けが良くなり、冷暖房の立ち上がりが早くなります。

🔧分解作業

  • 6枚ルーバーを破損させないよう、1枚ずつ丁寧に取り外し

  • お掃除ユニットの分解には基板・センサーの位置把握と配線保護が必須

  • カバー裏側にもホコリがびっしり。ここを見落とす業者も多いですが、臭いの原因になります

💦洗浄作業

  • 熱交換器、送風ファン、ドレンパン、ファンモーターまわりまで高圧洗浄

  • 汚れの度合いに応じて洗剤を2種類使い分け(中性・アルカリ性)

  • 洗浄後、防カビ抗菌コートを施工

📸汚れの状況

  • ファンにはカビの斑点がびっしり

  • お掃除ユニットの裏面に、黒カビと綿ホコリが層になって付着

  • 熱交換器は一見キレイに見えても、内部フィンの隙間にホコリ詰まりあり


洗浄後に出た排水。黒く濁った水には、カビ、ホコリ、皮脂汚れが含まれています。表面はキレイに見えても、内部はこれだけ汚れていることが多いです。

お客様の反応|「3年でここまで汚れてるとは…」

施工後、お客様が吹き出し口をのぞいて、

「うわ、こんなにキレイになるんですね…!」
「前回の洗浄から3年しか経ってないのに、やっぱり汚れてたんだなぁ」

と驚かれていました。

普段からお部屋はとてもキレイにされていて、「うちはそこまで汚れてないと思ってた」とおっしゃっていましたが、
エアコン内部の汚れは“見えないところ”で静かに進行していきます。

特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、エアコンの空気=家族の空気
カビ臭や目に見えない汚れは、アレルギーや体調不良の原因にもつながるため、定期的な分解洗浄がおすすめです。


プロの目線でひと言|この機種は“洗える業者”に頼んでください

今回の「RAS-XF2NEO」のような構造の複雑なモデルは、
すべての業者が対応できるわけではありません。

実際、「お掃除機能付きですか?じゃあ対象外です」と断られるケースもあります。
分解手順やセンサー配置を理解していない業者が無理に作業すると、
・破損
・水漏れ
・エラー表示
につながるリスクも高くなります。

「いい部屋おそうじPRO」では、白くまくんの全シリーズに対応できる技術と経験があります。


まとめ|白くまくんの“落とし穴”と、快適な秋・冬のために

お掃除機能付きエアコンでも、内部のファンや熱交換器までは自動では掃除できません。

とくに日立の白くまくんシリーズは、

  • 分解難易度が高い

  • 見えない汚れが多い

  • 洗浄の技術差が出やすい

という特徴があるため、信頼できる業者による本格的な分解クリーニングが必須です。

これから暖房を使い始める前に、ニオイ・効き・空気の質を整えておくことで、冬の快適さがまったく違ってきます。


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福岡県糸島市を中心に、地域密着・丁寧な作業でエアコンクリーニングを承っております。

  • お掃除機能付きエアコンも対応可(全メーカー対応)

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